「再生する力」を生かした治療 幹細胞治療
幹細胞とは?
人間の体には本来自己修復能力があります。自己修復能力とは傷ついた神経や組織を修復し、再生することで、自己修復機能を担っている細胞が「幹細胞」です。幹細胞は成長して神経や臓器などに変化(分化能力)することが出来る万能細胞と考えられています。
当院で治療が可能な対象疾患
当院では腹部の脂肪組織から取り出した幹細胞を培養・活性化し、培養した幹細胞を体内に戻すことで本来ご自身が持っていた自己修復能力を高め様々な疾患の治療に役立てることを目指しています。
これまで改善が難しいとされていた様々な症状・症例について幹細胞の特性を利用することで、治療効果があることが多数報告されています。
当院では幹細胞の中でも分化能力が高く、最も治療に適していると考えられている脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた「脳卒中」「認知症」「動脈硬化」「皮膚老化」の治療を受けていただくことが可能です。
院内に併設した「幹細胞培養加工施設」にて独自の培養技術を用いて培養を行うことで高品質で安全性の高い幹細胞を投与できる環境を整えております。
計画番号 PB5210013「認知機能障害に対する自己脂肪組織由来幹細胞を用いた治療」
計画番号 PB5210009「動脈硬化に対する自己脂肪組織由来幹細胞を用いた抗加齢治療」
脳卒中
脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など)は、一旦発症すると運動障害や、感覚障害、認知機能障害など様々な症状が残る場合があります。そこで幹細胞の持つ特性である損傷箇所への集積(ホーミング効果)、血管の新生、炎症の鎮静化、傷ついた神経組織の回復や神経ネットワークの再形成などを促し、傷ついた組織や脳機能の回復が期待できます。その結果本治療によって、傷ついた神経や周囲の組織が保護、修復、再生されることが期待され、これにより脳卒中の後遺症を軽減することを期待します。
認知症
認知症では、脳の組織に広範囲の変化を認めることが多く、根本的な治療方法が確立されていない難治性疾患のひとつです。認知機能障害は「記憶、遂行、注意、言語、視空間認知などの認知機能領域における障害」で、認知症とは「認知機能障害が進行し、一旦正常に発達した種々の機能が慢性的に減退、消失するために日常生活や社会生活を営めない状態」と言われています。また、認知症とは言えないが、軽度認知障害は、徐々に認知症に進行する可能性が高いと言われています。当院で使用される幹細胞は、損傷箇所に集まり、傷ついた神経ネットワークを修復することにより、傷ついた神経や周囲の組織が保護、修復、再生され、認知機能障害が改善することを期待します。
動脈硬化症
脳卒中や心筋梗塞など突然死の原因にもあげられるこれらの疾患は、動脈硬化が起因していると考えられています。動脈硬化は加齢や生活習慣において大きく影響を受けるため、誰しもが抱えるリスクと言えます。細胞治療は、今までの治療法のみでは有効性に乏しい、動脈硬化に対する合理的な治療法と考えられます。本治療は、血管の慢性炎症や細胞老化などから生じる動脈硬化の改善、および関連する疾患の併発を予防することを期待します。
グランソール奈良では、法律に準拠した管理体制のもと、
細胞培養を実施しております
- 法律に準拠した
細胞培養加工施設完備 - 医薬品製造と同等基準の
製造・品質管理体制
幹細胞治療の流れ
資料請求・ご予約
お電話もしくは下記のフォームにてお問い合わせください。
当院よりご連絡を差し上げます。
相談・診察のご予約の場合は日程調整と事前に治療説明・同意書をご郵送いたしますので、ご来院までにご一読ください。
診察・ご相談
当院へご来院いただき患者様御本人もしくはご家族様にグランソール奈良の幹細胞治療についてご説明させていただきます。また、現在の症状や治療のご状況をお伺いし、治療の方針と日程を決定します。
採血・検査・脂肪採取
脂肪採取前(術前)に感染症などの検査を受けて頂きます。術前に画像による検査を実施することもございます。
脂肪採取は下腹部を2㎝ほど切開し、1~2gほどの脂肪を採取いたします。局所麻酔を行うため、痛みもほとんどありません。脂肪採取は20分ほどで終了いたします。
術後、この傷はほとんど目立ちません。当日は激しい運動、徹夜、過度の飲酒、長風呂などはお控えください。後日改めて抜糸を行う場合がございます。
培養
厚生労働省の基準に沿った高度な管理体制のもと、お預かりした脂肪組織を当院の施設内にあります細胞培養加工施設にて分離し培養いたします。
治療(投与)
培養開始から3週間程度の培養状況で、投与日の調整が可能となります。当院より投与日の日程調整(培養期間には個人差があります。約4~6週間が目安)のご連絡を差し上げます。培養した細胞を点滴もしくは、注射にて体内に戻します。
経過観察
幹細胞投与から1,3,6,12カ月を目安に、治療効果が安全かつ有効に得られているか診察を行わせていただいております。必要に応じて各種検査機器を用いた検査を実施いたします。
治療費について
- 診療内容
- 費用内訳
- 相談・初診料
- 11,000円(税込)
- 脳卒中、認知症、動脈硬化
- 1,639,000円(税込)
※諸費用、検査費用、脂肪採取費用、培養費用含む
※2回目以降の治療になった場合は、金額が異なります。その際は、お問い合わせください。
※お支払いは現金の他、クレジットカードがご利用いただけます。
※日本の公的な健康保険証をお持ちでない方のコース及び料金は、上記価格とは異なります。
※通訳に関しては、事前予約が必要となります。(別途通訳料金がかかります)
再生医療等安全性確保法に基づいた管理体制
当院の幹細胞治療は、併設の細胞培養加工施設にて幹細胞を調整。
国や法律の基準に準じた確かな管理体制のもと細胞をお預かりいたします。
細胞培養加工施設完備 (厚生労働省届出 施設番号:FC5140001)
まずは、お気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせ
資料のご請求、無料相談受付はこちら
よくあるご質問
- 幹細胞治療を受けたいのですが、どうすれば良いですか?
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この治療をお受けになるにあたり、患者様またはそのご家族の治療内容に対する十分なご理解と同意が必要です。
まずはご予約のうえ、ご来院いただき、担当医からの説明と診察をお受けください。
- 治療を受けるかどうか迷っているのですが?
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まずはお気軽にご相談ください。
専門のスタッフが対応いたします。
- 治療スケジュールについて教えてください。
-
治療の開始時期・治療間隔については、当院担当医と患者様との相談のうえ決定させていただきます。
- 副作用はありますか?
-
患者様自身の脂肪から採取した幹細胞を使用しますので、本質的な副作用はございません。
- 何回実施すれば効果はありますか?
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1回の治療で効果は実感いただけます。ただ個人差や疾患による目的も異なりますので、 1回ですべてが治るとは申し上げられません。
実際すべての治療において複数回実施した方が効果が高いという事実はあります。
いただいた細胞は凍結して一部保存してあります。1年以内であれば複数回治療を行うことができます。詳しくは当院までお問い合わせ下さい。
- この治療を受けるには入院が必要でしょうか?
-
この治療は外来通院で行います。入院していただく必要はございません。
- 公的保険診療の対象になりますか?
-
自由診療となり、公的保険診療の対象外となります。
- 支払い方法が知りたい
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初回は初診時終了時、初診料、検査費用、脂肪採取費用をいただきます。培養費に関しましては、請求書をお渡しいたしますので窓口(クレジット可)もしくは指定の口座にお振込ください。入金確認後、培養に入らせていただきます。
- グランソール奈良にはどのようにしていけばよいですか?
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お車でも公共交通機関のご利用でもどちらでもかまいません。公共交通機関ご利用の際は、ご予約のうえ、最寄り駅(近鉄大阪線榛原駅)より無料送迎バスをご利用ください。
わたしたちグランソール奈良の想い
一人ひとりの生活の質(QOL)に寄り添います
患者様一人ひとりに寄り添う存在でありたいと思っています。
患者様ご自身が自分らしい生活を送っていただき、人生に幸福を見出していただける、
そのお手伝いをさせていただける、よきパートナーでありたいと思っています。
医師紹介
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辻村 貴弘 グランソール奈良 院長
2000年3月 奈良県立医科大学大学院薬理学専攻修了
2001年4月 グランソール奈良開設 院長に就任
2005年3月 医療法人拓誠会 辻村病院 理事長に就任
2010年3月 京都府立医科大学大学院免疫・微生物学専攻修了資格:医学博士、日本人間ドック学会認定医、日本再生医療学会再生医療認定医
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中村 光利 グランソール未来医療
デザインセンター センター長1985年3月 奈良県立医科大学 卒業
1985年5月 奈良県立医科大学 脳神経外科 臨床研修医
1986年2月 市立松原病院 脳神経外科 医員
1987年7月 大阪警察病院 脳神経外科 医員
1991年3月 奈良県立医科大学大学院医学研究科(脳神経外科専攻)卒業
1991年4月 奈良県立医科大学 脳神経外科 非常勤医員
1992年1月 奈良県立奈良病院 脳神経外科 医員
1994年7月 医真会八尾総合病院 脳神経外科 医員
1996年9月 平成記念病院 脳神経外科 部長
1998年7月 奈良県立医科大学 脳神経外科 助手
1998年9月 WHO国際癌研究機関(フランス) 分子病理研究員
2000年9月 奈良県立医科大学 病理 助手
2006年7月 奈良県立医科大学 病院 准教授
2010年1月 医療法人拓誠会 辻村病院 院長
2017年7月 グランソール未来医療デザインセンター センター長 就任
2018年4月 奈良県立医科大学 脳神経外科 臨床教授資格:日本脳神経学会 専門医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
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