グランソール奈良-免疫細胞治療(副作用のほとんどないがん治療法)
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免疫細胞治療

研究内容紹介

遺伝子多型を応用した培養細胞の本人確認と安全性確保

 医療の現場における輸血ミスをはじめとする医療事故に直結する要因となる「検体の取り違え」ならびに氏名を書いた「ラベルの貼り間違い」などは人為的なミスであり、施設ごとに様々な創意工夫でこれらの事故防止に当たっている。免疫細胞治療も本人の細胞をいったん体外に取り出した後培養することによって免疫細胞を活性化させ、本人に戻す治療法であることから対象者が複数の場合、確実な本人の確認が要求される。バーコード方式による本人確認あるいは氏名のダブルあるいはトリプルチェック等、充分な本人の確認を行った後に点滴輸注が行われるのであるが、我々はこれらの方法に加えてさらに遺伝子多型マーカーの1つであるSTR(Short Tandem Repeat)locusをpolymerase chain reaction (PCR)といわれる方法で増幅して個体識別を行う手法も取り入れて確実な本人確認を行い免疫細胞治療にあたっている。この方法は法医学分野等において親子鑑定ならびに犯罪捜査等に応用されている最も客観的に信頼性を得ることのできる本人確認の方法である。我々は独自に複数のSTR locus を組み合わせることにより多型性を高め、一度のPCR反応で同時に検出を行うことができる方法を確立した。この方法は単一の遺伝子多型マーカーを検出するこれまでの方法に比較し、迅速でさらに精度の高い効率の良い方法である。

写真1.
<説明> DNA多型マーカーの1つであるSTR locusをPCR法で増幅して個体識別が可能である。この手法は法医学分野や親子鑑定などに用いられる。われわれは複数のSTR locus を同時に検出することで精度を高め、培養細胞の身元を明らかにし、取り違え防止にあたっている。上の写真はそれぞれ由来を異にする培養細胞の分析結果を示すが全ての細胞でそれぞれのバンドパターンが異なっている。それぞれの由来を異にする細胞はそれぞれ独自のバンドパターンを有していることがわかる。

写真2.
写真1に示した同一の方法でD5S818, D7S820, D13S317及びD16S539と呼ばれるそれぞれのSTR locusについてPCR法で同時解析を行った電気泳動像を示す。細胞を分離して培養を行い、5日目から16日目までのそれぞれの培養細胞からDNAを抽出して分析を行い、培養前のサンプルから分離したDNAと比較を行ったもの。バンドパターンに変化は見られず培養前の細胞のDNAと同一であることがわかる。
(2006.07掲載)
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